2016年08月03日

大江健三郎月間 大江健三郎月間

大江健三郎が素晴らしくて、ガンガン読み進められる予感。いままで感じていた共感を一気に冷めさせるような生理的に嫌な表現が突然出てきて、調子が狂うことが多いのだけれど。
これも、意図された表現なんだろう。
数10年前に大学の図書館で『同時代ゲーム』を最初の10ページ位で放り投げだした記憶もあるけれど、今なら、読了できるかしら?
『万延元年のフットボール』『個人的な体験』は、今まで読んできた小説の中でもとても感動した小説ではあったものの、他のすべての小説を読みきりたいとは思うまでには至らなかった。寓話的で、核時代の黙示録的なのが、どうも苦手で。ノーベル賞受賞作家というのも鬱陶しかったし。
同じような作家に安部公房がいて、『砂の女』は、何度読んだかわからないけれど、その他の小説にはあまり熱くなれない。古井由吉もそう。小島信夫もそう。
村上春樹、遠藤周作の主だった作品を一月二月かけて読んでみて、毎回同じことを同じように品を変え形を変えて物語っているわけで、その人の本を集中的に読むと、理解力は進むし、こちらの意識が広がるような気がするのは、読書の醍醐味の一つではあります。
50過ぎたら、広く浅くよりも、狭く深く井戸を掘って、水脈を探してみるほうがいいのかもね。そのための勘を今まで養ってきたのだから。さて、8月もバシバシ行きましょう。
町田康は、怖いもの見たさで、今日、文庫を1冊買ってみた。文学全集の宇治拾遺物語の訳が素晴らしかったので。

posted by ロビオ at 16:15| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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