土曜日は、同窓会。詳しい事情はよくわからないのだが、僕の通った、父の通った、叔母さんたちの通った第二小学校の創立100周年に合わせて、同窓会をやろうということになって、学校の裏側の公共施設の体育館のようなところで、酒食事の類を持ち込んでの一次会。
懐かしい顔の面々、小学校5,6年で一緒だったクラス事にテーブルに別れたのだけれど、当時の友垣は、おじさんおばさんに顔かたちさすがに変形しているけれど一瞬にして、2,3秒顔を覗き込めば、たちまち当時の顔が像を結んで、30数年ぶりの時間を埋めていくのがなかなかスリリングで、再会を喜んだのだったけれど、他のクラスに関しては、半分くらいが思い出せない顔で、極端な人見知りするタイプでもあるから、なかなか広範囲に社交すること能わず、残念であったけれど、まあ、又の機会ということもあるかも知れないので、今日は、この程度で満足である。
当時のボクは、一日一日が自分のことに一所懸命で(今もあまり変わらないけれど)、周りに対する配慮至らず、テーブルマナーをしらずにフランス料理を食べているようなもので、皆様には多大な顰蹙を買っていたのに違いないという思いがあって、「何か昔迷惑や失礼の段があったら許してね」とまずは謝りながら会話を始めるのである。いやあ、おっかない時間だった。あのとき、こんな事を言われて傷ついた・・・なんて指弾されたらどうしようかと思っていたのだ。
ここの卒業生の半分くらいが、2つの中学校に別れたので、ここの同窓会には、中学校の友垣も集まっており、このあたりの年齢では自意識というものは、大人と変わらず確固として確立されているので、当時のことをありありと思い出す事にもなる。
小学生の頃は無邪気であったけれど、中学生の頃になると、ロックや文学に夢中になっていた頃で、あらゆる権威や押しつけには楯突く感性が表面に現れていたから、我が身を振り返って、反省することばかり。集中力は、10分と続かず、何事も投げやりなのがこの時期の特徴なのか。
「面倒くさくて、やってられないよ」と、なんかの拍子にそんな中学時代をよく知る友達の前でふと出た言葉が、当時の口癖だったようで、「そうそう、マルは、貧乏揺すりをしながらそんなこといつも言ってたわよ」と、何事においても投げやりな自分がふと飛び出してしまったようで、苦笑いをするしかなかった。
あんなに好きだった煙草を止めていたのにも驚かれたし、運動しているのにも驚かれたし、小学生の頃からほとんど変わっていない顔にも驚かれた。
そういえば、中学生の頃お気に入りだった黒のVANジャケットを、この日着ていったのだけれど、これが着られるほど痩せたんだね、最近のぼくは。数年前、これを着てみて何とも窮屈で、捨ててしまおうかと思っていた代物だったのだ。
このVANジャケットは、親戚のおじさんからもらったもので、多分1970年かそれより前のVANブーム、みゆき族と呼ばれた人が来ていたものだと思われ、トラッドな三つボタンの段返りで、現在でもどうにか着られるデザインなのだが、今も着ることができるということが嬉しい。
当時、この黒のブラスボタンのVANジャケットの下には、リーのウエスタンシャツを着て、真っ白のこれまたおじさんにいただいた白のアクリルの透けたようなやくざっぽいパンツを履いて、リーガルのデザーツブーツを履くという、何が何だかわからないようなファッション(こうした趣味も、これまた今と変わらない)で大好きな映画を見に当時の文芸座へ行く途中、池袋をうろちょろしていると、100発100中カツアゲの被害にあって、ボクは、逃げ足が速かったのだけれど、逃げ足と反射神経のとろい何人か一緒に行った友達が捕まって被害にあったりしたのを、思い出したのだった。
そんなことも、突然フラッシュバックのように思い出させられて、愕然とする。何か訳のわからないもやもやしたものがうねうねと押し寄せ引き払い自分を見失いトンネルの向こうへなかなか脱出できないようなぬかるみがいつまで続くのだろうと子供ながらに悩み苦しんだ事がリアルに思い出させられる。
随分大人になって振り返ると、学生時代はのどかだったなあと、ノスタルジックな思いが多少はあったけれど、こうして、リアルに思い出し始めると、ここでもまた子供ながらに辛い道を歩んできたのだなあと改めて思ったのだった。いくつ年を取っても、なかなか生きることは大変なのだ。
幹事の皆様、どうもお疲れ様でした。何もお手伝いできなくて申し訳ありませんでした。
そんな風に、午後2時から三次会の終了する11時までしこたま飲み、珍しく千鳥足で家に帰る。ううっ、気持ち悪い。
翌日、晴天なり。
早朝起きるも、頭がガンガンする。だめだこりゃ。でも、味噌汁というか、ブイヨンと味噌風味の野菜スープをおいしくいただく。こりゃ、はらわたに染みこむなあ。味噌汁は、やはり最高の朝のスープです。
二度寝。9時に起き出す。明らかに寝過ぎと軽い二日酔いで頭が痛い。
穏やかな晴天で、調子さえ良ければ、伊豆が岳まで走ろうと思っていたけれど、全く行く気力がない。太陽のまぶしさが目に辛い。
妻が、サンタの博物館に行くと言うことで、一緒の車に乗せてもらう。
青梅の温泉街の近くにあって、各国から集められたサンタクロースの人形が展示してあって、館の人にサンタクロースが各国に伝播した歴史を手短に説明してくれた。とても、勉強になり蘊蓄も増えたような気がして、帰りに、サンタクロースの木彫りのミニチュアがかわいかったので、つい買ってしまった。900円也。
その後、同じような展覧会が澤ノ井酒造のギャラリーでやっていると言うことで、青梅街道を走って行ってみたのだけれど、駐車場が一杯で入れずUターン。
帰り道に、評判の木の葉パンという天然酵母のパン屋さん兼レストランに寄ってみた。
パンとリンゴのクレープを買って家に持ち帰って食べてみたら、さすがに旨い。こんなパンが作れたら楽しかろうと、ルヴァンの店主が書いた絶版のパン作りの本を読み返すと、その製造過程が細かく機械を使用しているので、これを手でやるとなると本格的なパン作りは、大変そうだなあ。
が、本格的に、パン作りに凝ってみるかどうか、一度やり始めるとなかなか奥が深そうなので、躊躇しながら考えている。

