朝走って、手がかじかむようになってきた。冬の予感がする。そのうち、耳まで入るようなキャップが欲しくなってくれば、それが、僕の冬の到来だ。
山坂道を最短距離を鼻先で探しながら流れていくわき水が、寒さに負けて程良いあたりで、動きを静止して舌状に凍るのを目にするのは、厳冬期の1月2月あたりか。
同じ時間に家を飛び出す闇の深さも、冬の目安だ。ついこの間まで、黒いタイツの輪郭が闇ににじんでいたのに、今朝は、同化している。もはや、飯能大橋から日の出を見ることはできないで、クリーンセンターで薄明、両郡橋で日の出、岩淵で真っ正面に、缶詰の黄桃のような太陽が、おでこに当たって、眩しい。
これから、どんどん日の出の時刻は遅くなり、1月後半には、7時くらいまでになるのだから、ほとんど闇の中を走るようになる。まあ、冬なのだからしょうがない。
LSDばかりして、毛細血管が発達してきたのか、このところとみに爪の色の発色がいい。桜色。特に、ジョグし終わった直後、漆のお椀を両手で持って、ズズとすすり上げる時、もっともいい発色をしているようだ。
今年は、シクロで、冬も走ろう!と心に誓ったのだけれど、どうも、やはり、寒さにからっきし弱い僕のことだ、なんか、この寒さに負けそう。やはり、冬は、マウンテンバイクになってしまうかな。風を遮ってくれる森の中が一番暖かい。マウンテンバイクに乗っていて、今まで、一度も寒いと感じた記憶がないからな。
タイツに、長袖ランシャツ1枚なのに、体中汗でびしょびしょだ。
今日は、長い坂道を、思いっきり速く走ってみた。心拍数が170の後半まで上がってしまった。というのも、道の反対側を走っていた若者がこちらを意識してスピードを上げたので、こちらも張り切ってしまった結果なのだ。
こういうのは、いけないよね。だいいち、若い者と勝負するのがよくない。
で、結果は、ほぼ同じラインで、相手側が、勝負を避けて左に曲がってしまった。相手も辛かったと思うよ。でも、いい運動になった。その後、走りながら目眩がしたけれど。
マフェトン領域でほぼLSDで走っても、いざというときには、心肺が大きく激しく動くようで、このまま、マフェトン領域でトレーニングしていこうと思うのだ。
詩の朗読のCDをさらに2枚追加。尾崎喜八詩集と名作詩とでもいうのか、ありとあらゆる翻訳の詩が入っているのをMP3に入れて、走りながら聴く。前者は、加藤剛が、後者は、色々な俳優が一つの作品を朗読している。
他に、ジャズとか、シューベルトの歌曲とか、プリンスとか、ジミヘンとか、入っているのだけれど、時々、シャッフルで詩が朗読されるのを聞くと、なかなか味わい深いものがある。
日本語って、捨てたものじゃないと思う。こういう言葉が思いつかないんだよなあ・・・と感心したりもする。
そういうフレーズを一つ覚えることは、見えない世界が見えるようになることだ。今年の冬は、何が見つけられるか?

