先日サイクルハウス三上さんの所に行ったら、無造作に電動シフトByシマノがテーブルの上に置いてあるじゃないの。ちょっと、弄らせて貰った。
ボタンを押すたびに少しずつ、リアディレーラーが鉄板の上の海老のように体を丸めていき、時折しゃっくりでもしたようにフロントディレーラーがクッと瞬発的に動くことがあって、これは、チェーンが斜めになったときに擦らないようにフロントも連動して動く仕掛けのようで、よく考えられているんだねえ。
防水も完璧らしいし、釣具屋シマノの面目躍如というところか。
デュラエースの場合は、シフターをちょこんと少し押し込むとフロントディレーラーにチェーンが触れないように手動で調整する事もできるんだけれど、まあ、そういう斜めになったときは、クランクのギアを変えるんだね。
自転車も来るところまで来てしまった感があって、こういうのは、そういう機材が是非必要な特別な人が買うんだろうなあと思う。
か、自動車買うより安いぜ!ということで、株成金か、土地成金か、相続成金で、お任せで、値段を根拠に自転車組んじゃった人。
この機材当たりまで来ると、職業的自転車乗りと趣味の世界の中間点くらいに来るよなあ。
僕の場合は、プロでも成金でもないので、よく整備された昔のデュラエースで十分。これでも贅沢すぎると思っているのだ。僕の手の操作で直にワイヤーを引っ張ることによってチェーンがスプロケットの上を滑らかに滑り落ち駆け上がっていくその直接性直結性がなんとも気持ちが良いのだ。
文明の進化は、この直接性直結性を排除することによって便利さを強調するものになっていくようで、ボタン一発で全行程を済ましてしまうこと枚挙に暇がないけれど、入力から出力までの仕掛けは、目で見えるのが望ましい。
というか、そういう単純なものが壊れず軽くて半永久的に使用できるのがなんとも良いではないか。
本当言うと、僕のトレックマドンには、シフトレバーが取り付けられる様になっているので、前後ともシフトレバーにしても良いかなとも思っているのだ。でも、今ので満足しているから、転けて壊したときの楽しみにしている。やはり、シンプルなのが一番良いと思われる。
10本の指を使ってワープロを打ち込むのは、それは速いけれど、僕の見たアメリカ人は、二本の指で相当速くワープロ打っていたので、要するに、シフトレバーでも慣れとその道のワザの取得でしょうよ。そういうワザを習得するのも、趣味の世界では、楽しみの一つになるんじゃないかと思う。レースに出ない僕なんかは、これで十分。
で、こういう機材はプロとかセミプロの人が使うんで、僕らには関係がないのだけれど、ちゃんと、こういう運動愛好家にも新しい機材を提供してくれるわけで、影響は全くないのだけれど、シマノではニューアルテグラとカンパはアテネと読むの?11速でアルミ製のクランクも出している値段もそこそこのシリーズを出したのだけれど、これらがなかなか好感が持てるんだなあ。
ニューアルテグラは、質感がとても良さそうで、ニューデュラエースのアルミ版のようで、かなりお得な感じがする。ブレーキもこんもりと力強そうだし。ロゴさえ小さければ、買いたい製品だよな。僕のデュラより、こっちの方が性能も良さそう。
カンパニョロに関しては、イタリアの工業製品なんて、フレームも含めて、ちょっと信用できないから敬遠したいのだけれど、なんか、このアテネは、昔ながらの雰囲気があって、移り気な僕としては次に自転車に組むとしたら、これがいいかなと思う。
11速だからトリプル要らないな。ちょい大きめのスプロケがあれば、52−39で良いのではないかと思う。
クランクも、カーボンなんか要らない、ダブルコントロールラバーというの、そんなところにもカーボン要らない、カーボンリムの車輪はすぐに壊しそうだ(本当はそんなのすべて試して見たいんだけれど、やはり高すぎる)。
鉄やらアルミって、例えばブレーキレバーなんか長い時を経てくると、色が剥げて手に馴染むという感覚があるのだけれど、これがなんとも良いのだ。
というわけで、見ていて格好いいなあと言うのは、鉄のフレームに、アルミで鍛えあげたコンポというわけで、ごくごく普通の鉄の自転車に、贅肉をそそぎ落とされた肉体が乗る!こういうのが格好いいオジサンのスタイルだと思うのでした。


雑誌も全く買わなくなるのは、自転車に乗って1年立った頃でしょうか?
フレームが軽くなろうが、鉄だろうが、カーボンだろうが、こちらの体力がつかなければ、全く速くならない、楽にならない、と気づく頃だと思われます。
そんなわけで、宝くじ買っておきます。ハハハ。