「誰にもでも取り柄というものがあるのよ。旦那さんの場合は、歯ね」と歯医者さんに妻が言われたそうだ。何だかなあ、と思うけれど、本日、妻と毎年恒例の年1回、歯の検診にいってきた時の話。
歯は大切である。東洋医学によると歯にも経絡があって、例えば犬歯を抜いてしまうと精力激減するというのをどこかで聞いたことがある。要注意である。
そうそう、僕の歯は先ほどの歯医者さんに言われたように、僕の唯一の取り柄かもしれない。歯並びは綺麗だし、親知らずも綺麗に4本生えていて、抜いた歯はまだ1本もない。歯が痛いということも経験したことがない。なんでも、80・20運動というのを歯医者さん達が進めているらしいけれど、これは、80歳でも歯を20本残そう!という運動らしい。
「80まで生きるのは大変かもしれないけれど、まちがいなくそのときには歯が20本残っているわね。自分の歯で食事が出来ることは素晴らしいことですよ」と女医さんに言われたのだった。
妻は「旦那さんは、使わない歯も全部残っているのよ」と言われたそうだけれど、その使わない歯である親知らずも、僕には、麻雀で両手で上に積むときの小指のように、あるいはブックエンドのように、他の大切な歯を左右から押しとどめているような作用があるのではないかとも思えるので大切に思っている。
磨きづらさの故か、左の上の親知らずに虫歯の兆候があるらしいので、今夜から、しっかりと入念に親知らずまでブラッシングすることにする。
父が歯が悪く、しかも、髪の毛も薄いのに、なんとか、僕は46歳まで、歯も髪の毛も持ちこたえている。髪の毛対策には、ここ十年くらい純石鹸で地肌を洗うようにしているのが功を奏しているのだろうか?この調子で、あと10年継続していきたい。
ここの歯医者さんの良いところは、色々と歯を鏡で見せながら、良いところ悪いところを丁寧に説明してくれるところだ。
というわけで、歯石をガリガリと取って(歯石沈着がかなり少ないのだそうだ)終了。
虫歯はなし。歯槽膿漏歯肉炎の類一切無し。
家に帰って、中途半端な時間だったけれど、プレシディオに空気を入れて、グリーンラインへ。
この自転車に乗るのも、段々慣れてきて、乗れば乗るほど良さがわかってくるバイクだ。こんな事も出来ますよ、と色々な提言をしてくれるようなそんなバイク。上りは、きついけれど。
堅焼き醤油煎餅のようなひび割れた路面も太いタイヤが振動を吸収してくれて、何事もないように、前へ前へ進むことに集中させてくれるところが素晴らしい。水切りの鉄板の段差もへのカッパ。車体を垂直に立てるだけで、ほとんど気を遣うことはなくなった。
上りは、さすがに鉄の自転車で重いけれど、ギア比の軽さでくるくると登れるし、急がば回れ的にのんびりと奥武蔵の峠道を走るには、最適の自転車じゃないかと思う。
今日は、ルコックの自転車のジャージを着てみた。トリコロールのなかなかおしゃれなジャージ。なんか、一生懸命です!というサイクルジャージから離れて、もっとオフビートなスポーツウェアは無いものか。ユニクロに期待するのだけれど。
しかし、このゲイリー・フィッシャーのプレシディオが最高に楽しいのは、実はダウンヒル。クイックでバタバタ車体が倒れるものだから、面白いのなんのって。荒れた路面も、多少の路面に出来た穴も、水切りの段差も、あまり気にせず走れるところが気に入っている。
やはり、僕には「鉄」が合っているみたいだ。重心が気持ちよくペダリングと合うところというのが、本当に細くて小さな点でしかないのだけれど、そこに体が適合したときには、無重力のような気持ちの良さがある。これがマドンだと、ほとんど鈍感で、どこでもそこそこ合っているけれど、ここぞというところがぼやけている感じがする。まあ、それだけ、乗りこなすのが難しいと言うことなのだろうけれど。
刈場坂峠から下って正丸峠、山伏峠下って小沢峠、クリセン坂登って、祭りに沸く飯能に戻った。
今日は、健康のためのサイクリング。それでも、2000キロカロリー消費。

